Alan Rickman
ブラッディ・ガン

なかなか手に入らなかった幻のビデオでした〜
苦労しましたが手に入れて、見ました!
手に入れた時は嬉しくて舞い踊りでした。(笑)

映画としては「まあ、なかなかに面白いかな?」という程度でしょうか?
「見て損をした!」ということはなく、「絶対に見ろ!」という
ほどでもないかなというかんじに「面白い映画」。

内容はまさに「異色」西部劇。
オーストラリアが舞台だったり、原住民「アボリジニ」が出まくってたり
主役の使う銃がよくある早撃ち用の短銃でなく長距離を狙う「長銃」だったり
するあたりはまさに異色。

しかし、悪は悪の限りをつくし、そこに主役が銃一丁で立ち向かい、
銃撃戦を繰り広げるあたりは、「西部劇風」お約束。

この映画の場合、原住民虐殺の命令という悪の限りをつくし主役に敵対する
「悪役」はもちろんアラン・リックマン氏演ずる「マーストン」です
(ほう・・(うっとり)(笑))

主役は体格が大きくごつい印象のある、「スリーメン&ベビー」の
トム・セレック演ずる「マシュー・クィグリー」。

主役のマシュー以下、出演者達が、ほこりだらけのウエスタンスタイルで
出てくる中で、ひとり、黒のテンロガンハット・黒のベスト・黒のズボン・
黒のコートに・黒の革のブーツ・そして白のシャツでビシッと出てくる
「マーストン」のスタイルはなかなかに格好よかったです。

・・・すずめの場合、
アラン・リックマン氏の珍しいウエスタン姿!
そして珍しいウエスタン風、銃撃姿!と、いうだけで
なにやらヤラれてしまっていましたが(笑)

タイプで言うと悪の限りを尽くす、冷徹クールな「ダイハード」風悪役ではなく
「ロビンフット」の「ノッティンガムの代官風」悪役です。

すずめ的には「なんだか、どことなく可愛い悪役〜」と思いました(笑)
ほこり舞う荒野で汚いウエスタン姿の主役&手下郎党のなかで、
びしっとほこりひとつない姿で出てきて、脱走兵を短銃で冷徹に
打ち殺した登場のあたりでは「かっ・・かっこいい」と思いましたが、
その後の動きや性格は、終止子供っぽくて可愛い悪役。
まさに「ノッティンガムの代官西部劇風」でしょうか。
(リックマン氏を「可愛い〜」と見てるとよく友人に引かれるんですが(笑)
やっぱなんか違うでしょうか??(笑))

可愛いな〜と思ったところを今回はまとめてみましょう(笑)

まずひとつめ。
・主役との夕食会。コルト式連発銃の「発明」を子供のように気に入っていたり
 そのながれで肉にゼリーをかけて食べる自分の「発明」もすすめたりする(笑)
 その夕食会で、西部の英雄?「ヒコック」に対するこどもっぽい純粋な
 憧れっぷりを見せたりもするあたり。
ふたつめ
・主役に殴り飛ばされて、窓ガラス破って吹っ飛んで、「なんでもないっ!転んだ!」
 といいはってしまうあたりのくやしそ〜なかお。(笑)
みっつめ
・「賞金金額を上げて下さい」という手下に「俺のコートを着せて前面に立たせとけ」
 とかいっちゃうあたりやら、(主役に狙われろと言う意味です)
 主役が襲ってこないとわかると「返せ!」とその手下からコートを
 ちゃんともっていくあたりとか・・・(笑)
よっつめ
・主役を「生かして」捕まえさせたがり、生きて捕まえてきたとなると
 銃をわたして「決闘ごっこ」したがっちゃったりするあたり。
 ・・立ち位置やら武器やらも一生懸命こだわる(笑)

・・そう言った訳で「悪役」の「マーストン」は主役を何度も殺す機会に恵まれながら
その子供っぽさゆえに殺られちゃうわけですが、やられ方が情けない〜と
お嘆きのファンも多いこの作品。
私的には終止、「かっこいいウエスタンスタイルに似合わず、
なっ・・なんておばかさんで可愛い性格・・・・」と言う感じで
堪能させていただきました。(笑)

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